人には、誰にも見せない顔がある。それを文章にしたら物語になるのかもしれない。
ずいぶん昔に使っていた掲示板を、久しぶりに動かしてみました。古いプログラムなので、今の環境では簡単には動かず、あちこち修理することに。それでも、昔のものが再び画面の中で動き出すと、不思議とうれしいものです。せっかく復活したので、この掲示板には作品のことだけでなく、思いついたことを気ままに書いてみようと思います。小説になる前の、小さな種のようなものも書くかもしれません。
掲示板をリニューアルしました掲示板を少し使いやすくしました。最近は迷惑な自動投稿も多いため、画像認証や連続投稿の制限なども加えています。小説の感想はもちろん、作品とは関係のない雑談でも歓迎です。読んだ作品について一言だけでも残していただけたら嬉しいです。これからも少しずつ作品を書いていきますので、気が向いたときに覗いてみてください。
『条件ありの女たち』ちょっとした裏話この作品の発想のひとつに、出会い系の世界があります。出会いを求めていても、誰にでも事情があり、相手に求める「条件」もそれぞれ違います。年齢や生活、目的、そして人には言いにくい事情――そんな条件を抱えた男女が出会ったら、どんな物語になるだろう?と思ったのが始まりでした。出会い系というと少し怪しいイメージもありますが、画面の向こうにいるのは、それぞれ事情を抱えた人間です。そのあたりを想像しながら書いているうちに、一つの話では収まらなくなりました。登場人物や出来事はフィクションですが、「こんな出会い、本当にどこかにありそう」と感じてもらえたら嬉しいです。
『訪問介護の密室で』ちょっとした裏話訪問介護という仕事は、施設での介護とは少し違います。介護する側が利用者の自宅を訪れ、そこには基本的に利用者と介護者だけの時間が生まれます。そこでふと思ったのが、「他人の目がない二人きりの空間では、どんな人間模様が生まれるのだろう」ということでした。タイトルにある「密室」は、事件が起きるような密室という意味ではありません。外からは見えない、二人だけの時間と空間――そんな意味を込めています。介護する側にも人生があり、介護される側にも人生があります。立場も年齢も違う二人の距離が、ある出来事をきっかけに少しずつ変化していく。そこを物語にしたのが『訪問介護の密室で』です。もちろん物語はフィクションです。「こんなことが本当にあったら……」と想像しながら楽しんでいただければと思います。