※本記事では、成人向け小説の紹介を含みます。
※18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
人の心には、光と影が同じように宿っています。誰にも見せない欲望、ふとした孤独、触れてはいけない記憶──それらを、私は「言葉」で掬い上げたいと思っています。
私は、官能という表現の形を借りながら、その奥にある「人間の真実」を描こうとしています。それは、肉体を通して心を描く作業でもあり、愛や孤独、赦しといった、人が生きる上で避けて通れないものを一つひとつ見つめ直す営みです。
私の小説は、刺激とともに、心の奥に潜む痛みや快楽を描いています。肉体の交わりのなかに潜む心理を、できるだけ正直に描くこと──それが、私の“官能”の定義です。
老いと孤独、そして欲望。生きることの尊厳を見つめ直す社会派官能文学。静かな文体のなかに、誰もが抱える“生”への渇きを刻みました。
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逃げられない。
抗うほど、壊れていく。
支配と心理崩壊を描いた作品。
『監禁』の続編です。
逃げ場は、最初からなかった。
気づいたときには、もう遅い。
夕暮れの部室から始まる、静かな支配。
抗うほど、心は崩れていく。
閉ざされた空間で交差する三人の思惑。
「見る側」と「見られる側」が反転したとき、すべてが壊れる。
『監禁』シリーズ第3作。
心理と屈服を描く、最も危険な一編。
五年引きこもる三十五歳の男の部屋に、訪問看護師が入り込む。
白い制服、静かな声、崩れない距離。ただの清拭のはずが、触れられるたびに体は過剰に反応していく。
気づかれているのに、何も言われない。その無反応が、逃げ場を奪う。やがて二度目の訪問。距離はさらに近づき、ひとつの約束が交わされる。
これは救いか、それとも――密室で静かに崩れていく関係を描く官能短編。
五十八歳、出会い系に登録した夜から始まった。
条件ありの女、金銭交渉、そして危険な出会い。
騙し、ぼったくり、外国人トラブル――現実は想像以上だった。
リアルな体験を描く、出会い系の裏側。
私の関心は常に「人間そのもの」にあります。誰もが持つ心の陰りや矛盾を、恥じることなく描きたい。人は時に傷つき、罪を犯し、それでも誰かを愛そうとする──その不完全さこそが、私にとっての“美しさ”です。
官能小説というジャンルは、人の心を最も正直に映し出せる場所のひとつだと思います。だからこそ、安易に消費されない言葉で、生身の人間を描き続けたいのです。
人の心に灯る小さな炎のような物語を、これからも静かに紡いでいきます。作品を通して、あなた自身の記憶や感情にそっと触れるきっかけとなれば幸いです。
神丘 明日香(かみおか あすか)
心理と官能を交差させた短編を中心に執筆。
2025年現在、『監禁』『訪問介護の密室で』をKindleストアにて刊行。
2026年現在、『条件ありの女たち』『訪問看護の密室で』をKindleストアにて刊行。
静けさと余韻のある文章で、人間の心の奥に潜む孤独と欲望を描く。